『俺はお前のもんだ』
「私は…喫茶店に入れたよ」

…俺と一緒だ。
嬉しいな、なんか……


心の中で喜んでいると…

「でも、屋台もやってみたかったな…」

「じゃあ屋台に入れればよかったのに」

「…喫茶店もやりたかったの。迷った挙げ句、喫茶店にしたの…でも、屋台に入れればよかった…」

「中で?」

「だって…加藤くん可哀想だし…」

あいつが可哀想ね…

渡部はやっぱ優しいな。
あんなやつなのに、そんなこと考えているなんて…
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