恥ずかしがり屋な君と無自覚な私


「あ、あの、橋本くん次どこ行くの?」


「次は三日月の行きたいとこついて行く」


私の行きたいとこって言われてもなぁ…。


「行きたいところねーの?」


「うん…。あっ、でも一つだけ!」


一つだけ行きたいところあった!


思いたったらすぐ行動!!


私は橋本くんの手を引っ張った。

「お、おい、どこ行くんだよ?」


「内緒♪」


私は振り向いて人差し指を口元にもっていった。


「…っ。そっか…」


ん?なんか橋本くんの顔が赤いような?


そんなことを考えながら私は橋本くんと並んで歩いた。



< 53 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop