BACK

やたらと、早く目が覚めた。

台所に行くと、すでにお父さんとお母さんは朝ご飯を食べていた。

「昨日は随分遅く帰ったんだな。遅くなるなら連絡ぐらいしなさい」

「ごめん。」

「まぁ、いいじゃない。香苗ちゃん達と盛り上がってたんでしょう?」

ごめん。私、最低な女だよ。


「そう、ちょっと盛り上がりすぎたみたい」

「明日は何時に出るの?」

「午前中ので行く。」

「そう、あっとゆう間ね」

その日は静かに過ぎた。
本当に静かにゆっくり時間が流れた。
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