BACK

その後の事は覚えていない。


私と稔はただ、お互いを求め、慈しみ、愛した。

その後襲ってくるであろう、どうにもならない虚無感を忘れようとするかのように…


ただ、お互いが必要だった。


稔の愛撫が私を震わせる。体が稔を欲する。


稔が私の中で私を突き上げる度に、私の中で一つ、そしてまた一つ、壊れていく。


全て、壊れてしまえばいい…
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