1ページの恋
君の支えになるために…
バカだよね…俺は…
お前を幸せにするとか、ずっと一緒だとか、さんざんカッコつけた結果がコレかよ…情けなさ過ぎる…
『ごめんね。』そうメールが来たのは5日前の0時頃だった。
それから、いろんな言葉でヨリを戻そうと無駄に足掻いてた俺だけど…気付いたんだ。いや、ずっと気付いてたことを、やっと見る気になったんだ。
自分に自信がないやつに自分自身を支えることなんかできない。そして、自分自身を支えることができないやつに誰かを支えることなんかできない。
あいつはずっと俺を支えて来てくれた。そのために努力をしていた。それなのに俺は…
決めた事がある。
『俺が自信を持てるようになったら、君を支えることができるようになったら、またメールする。それまでしばらくバイバイだ。今までありがとう。』
そして5日前から来なかったメールがケータイを鳴らす。
『ん…バイバイ。』
何年かかるかわかんねーけど…いつかあいつを支えるよ。そう心に誓ったんだ。