KISS AND SAY GOOD-BYE
自己紹介も終わり、社長室から新たに設立された企画推進室に向かった。
そこには、呼び出されて訳も分からずキョロキョロしている5名の社員さん達がいた。
『皆、席についてくれ!!』
「おはようございます高山社長。」
『君達は、何故ここに呼ばれたかまだ分からない事だろう。
此処に居る営業三課の古田係長は皆も知っているな!
君達は、今日から彼の下に配属だから!
それじゃあ、順番に自己紹介してくれるかい!』
「はい!
分かりました。
それではまずは私から!
制作部から配属になりました荒木伸二。
入社5年目の27才です。」
『私は、営業二課からの配属で、篠原久美。
同じく入社5年目で26才です。
宜しくお願いします。』
「自分は入社2年目で、研修明けで配属に成りました浅田誠と言います。
昨年度は、NSスタジオ1号店に居ました。」
『私は、広報課から配属に成りました中山海人と言います。
入社3年目の24才です。』
「私は、入社2年目で、昨年度は研修でNSスタジオ2号店に居ました。
棚橋恵美子23才です。」
『私から一言!
この6名が新たに設置したこの推進事業部のスタッフとなる。
そして、今企画書をコピーしている高校生のアルバイトが2名やって来るけど、彼等が君達を手伝ってくれるから。』
コンコン!
「失礼します。
お待たせしました。
全員分のコピーをしてきました。」
『あぁ!
ご苦労様!
皆、紹介するよ!
さっき話していた高校生のアルバイト君達だ。
自己紹介したまえ。』
「はじめまして!
武蔵野芸術高校の機械科2年、桧山隆一と言います。
先月迄、渋谷のカラオケ店、新星GTS-1号店で副店長をしていました。
今回、高山社長の方からお誘いが有り、こちらに移動する事に成りました。
一生懸命お手伝い致しますので、宜しくお願いします。」
「同じく武蔵野芸術高校デザイン科2年の滝本美華です。」