【短編】十分間の会瀬
 朝の通学時間。

 私は毎日同じ時間、同じ車両に乗っている。

 初めは、ただなんとなく。

 その内そこに乗るのが自分の中の習慣っていうか、暗黙のルールみたいになって。

 そう言う人はきっと多いはず。


 だけど、いつの間にやら理由が変わってしまっていた。

 私がこの電車の、この車両に乗る理由…


 それは、あなたが居るから。
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