ギフト~キミが消えた日~
「・・・なぁ。あいつ誰・・・?」
ーどこかで見たような・・・無いような・・・?
すごく綺麗だったけど・・・
「お前・・・馬鹿じゃねーのっ!?
“はるちゃん”だよ!!」
・・・だからはるって誰だよ・・・
「“七瀬はる”!!同じクラスだろ!!」
「・・・マジかよ。」
俺は顔をしかめる。
「まぁ、仕方ねぇよな。
はるちゃん週に1~2日しか来ねーし。」
・・・不良?
「てかそれ、ただの不良じゃん?」
見た目も派手だし金髪だし。
「ちっげーよ!!不良じゃねーよ!!
顔見たか!?超美人じゃん!!惚れるわ」
・・・そこかよ・・・。
俺は快をほっといて教室に向かう。
「・・・いないじゃんか。」
教室に彼女の姿は無かった。
やっぱ不良じゃん?と思いつつ席に着く。