ギフト~キミが消えた日~

「礼くぅーん!おはよ。何か話そ?」

・・・クラスの女子だ。
面倒くせー・・・

「礼くんの髪って茶色だね。染めたのぉ?」

・・・うるせー

「ねぇ触っていい??」
と、手を伸ばしてくる。

俺はとっさに

「ごめん。俺ちょっと教室出る。」

彼女は残念そうにしていた。
何かを期待してるのか
俺の顔をジッと見つめる。
“一緒に来る?”とでも言うかよ。

「んじゃ、早く席着きなね?」

と、俺は微笑む。

すると彼女は
「早く戻ってきてね?」
そう言って去っていく。

「お~い!!俺を置いて行くなよ~」

「俺ちょっと授業でないわ!」

「え~!?サボる気?お前も十分
 不良じゃーん!」

・・・ちげーっての。

俺はそのまま屋上に向かう。
どうも教室は息が詰まる。
女はうるせーし。
《キィー・・・》

「・・・あ・・・」

そこには・・・



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