ギフト~キミが消えた日~
―・・・金髪の七瀬がいた。
どうやら七瀬も俺に気づき
「藤崎くんもサボりー??」
と笑いかける。
てか、俺の名前知ってんだ。
「お前と同じにすんなっ」
「へへっごめんー」
“へへっ”て・・・
彼女の髪は太陽に照らされていて
輝いていた。
「んで?七瀬は授業いいのか?」
彼女は
「平気ー。てか、わたし天才だからー?」
冗談まじりで言う。
・・・自分で言うなよ。
「おいでよー!一緒に寝っころがろうよー。」
そう言って隣をたたく。
俺はなぜか悪い気はしなかったんだ。