永遠のパートナー
「では、失礼します」

・・・

「彼女で最後だったよね」

「あと、葉月さんのクラスは?」

「あーそうだった」

「繭で良いんじゃない?」

「ぇ!?」

「それ良いね!学園の美女vs学園1の可愛い子」

「繭出場決定っと」

「え」

そう言うと西森君は私の耳元で、

「口答えしたら、キス、するよ?」

と、囁いた。

「ぜひ、出させて頂きます!!」

「じゃ、そう言うことで~」

    

    ・ ・ ・

只今文化祭の準備中・・・

私達のクラスでは、美音が発案した執事&メイド喫茶。

クラスの催し物で客を一番多く入れた所は、夏休みの宿題が2割減るという特権付き。

美音は俄然やる気なのだ。

「キャ~~っ。十夜くぅ~ん」

西森君は顔が良いため勿論持モテる。

ファンクラブなんかも在るみたい。

昨日の美奈ちゃんもファンクラブが在るらしい。

・・・なんと、この私にもファンクラブという摩訶不思議なものが在るらしい。

美音が騒いでた。

しかも会員数が有り難いことに1番多いらしい。

私何かより美音の方が絶対可愛いのに。

「繭~、西森君来てるよ~」

「知ってるわよ」

「会いに行かないの?」

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