永遠のパートナー
「何で、行かなきゃいけないんです?」

「いいえ~別に~」

なんだそりゃ

西森君は女の子に囲まれながら私のクラスの前を去っていった。

なんか寂しいな。

そう思いながら、文化祭の準備を進めていった。

     ・ ・ ・

1週間後、メイド服が完成した。執事の服は、スーツでokと言うことなんだけど、
メイド服は1から作らなきゃいけないんだよね・・・

と言うことになって、作っていたんだけど、ついに完成したらしい。

「え、私も着るの!?」

「当たり前でしょ!!」

クラスの隅っこで女の子達に囲まれて、プチリンチです。

美音が鬼の形相で睨んできた。

「私は裏方・・・」

「繭がいないと1位になれないんです!!」

「はぁ」

「繭は絶対メイドになるの!!」

「「繭ちゃんお願い!!」」

みんなに言われると・・・

「分かりました・・・」

「じゃあこれ、着てきてね」

「う、はい」

「行くよー」

「はい」

押しに弱いんです・・・

   ・ ・ ・

美音に強制的に着替えさせられ、

ガララッ

「た、だいま~」

「ぅぅ~」

着替えた後、髪を軽く結われた。

メイクはしていない物の本番は絶対させられる。

背中と胸が開いていて、スカートの丈は膝上。

「・・・繭?」

!!こ、この声は・・・

「西森君!?」

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