Love story of the truth
コインパーキングに着いて、お金を払い終わった後・・・助手席に彼女を乗せて、
運転席に回って、自分も車に乗った。
エンジンをかけて車を発進させると、俺を睨んだまま・・・
「どこに行くんですか?」
と訊ねた彼女に、
「ゆっくり話せる場所が思いつかないから、俺の家に行く。」
そう言うと、
「はい?嫌です!降ろしてください。」
と相変わらず睨みつけたまま答えた。
「何もしないから。」
その言葉にムスッとしたまま、窓の外に目を向けた。
俺の家に着くまでずっと沈黙が続いて洋楽だけが車の中で鳴り響く中、この後・・・どうやって話そうかずっと考えていた。
「降りて!」
と言われて、渋々車から降りて・・・彼の後に着いて行く。
まだ新しそうなマンションの3階の角部屋の前まで来て、彼がドアの鍵を開けて私を先に部屋の中に入れた。
続いて彼も中に入って、鍵をかけてから腕を掴んでリビングのドアを開けた。
広いシステムキッチンのあるリビング。そのリビングのソファーの上に座らせると、
彼は床に敷いてある絨毯の上に座った。
相変わらず、ムスッとしたままの私に彼は話し始めた。
「俺の名前は、村瀬 幸永。急にあんな事言って驚かせたと思うけど、すれ違った時に気になって・・・もしかして?と思ってトオルさんのバーに行ったら、やっぱりすれ違った子は柚希だった。バーで柚希の笑顔を見たときに・・・営業スマイルじゃない柚希の本当の笑顔を見たいと思った。バーで他の客と話す柚希を見てたら、苦痛だった。これが恋なのかどうかはまだわからない。しばらく・・・恋をしてないから・・・どんな感じなのか忘れてしまったから。だけど、柚希の本当の笑顔は俺が独り占めしたいと思う。俺の一番近くに居て欲しい。あの街の裏の顔からは俺が守ってやる。もう一度だけ言う・・・俺の女になれ!」
運転席に回って、自分も車に乗った。
エンジンをかけて車を発進させると、俺を睨んだまま・・・
「どこに行くんですか?」
と訊ねた彼女に、
「ゆっくり話せる場所が思いつかないから、俺の家に行く。」
そう言うと、
「はい?嫌です!降ろしてください。」
と相変わらず睨みつけたまま答えた。
「何もしないから。」
その言葉にムスッとしたまま、窓の外に目を向けた。
俺の家に着くまでずっと沈黙が続いて洋楽だけが車の中で鳴り響く中、この後・・・どうやって話そうかずっと考えていた。
「降りて!」
と言われて、渋々車から降りて・・・彼の後に着いて行く。
まだ新しそうなマンションの3階の角部屋の前まで来て、彼がドアの鍵を開けて私を先に部屋の中に入れた。
続いて彼も中に入って、鍵をかけてから腕を掴んでリビングのドアを開けた。
広いシステムキッチンのあるリビング。そのリビングのソファーの上に座らせると、
彼は床に敷いてある絨毯の上に座った。
相変わらず、ムスッとしたままの私に彼は話し始めた。
「俺の名前は、村瀬 幸永。急にあんな事言って驚かせたと思うけど、すれ違った時に気になって・・・もしかして?と思ってトオルさんのバーに行ったら、やっぱりすれ違った子は柚希だった。バーで柚希の笑顔を見たときに・・・営業スマイルじゃない柚希の本当の笑顔を見たいと思った。バーで他の客と話す柚希を見てたら、苦痛だった。これが恋なのかどうかはまだわからない。しばらく・・・恋をしてないから・・・どんな感じなのか忘れてしまったから。だけど、柚希の本当の笑顔は俺が独り占めしたいと思う。俺の一番近くに居て欲しい。あの街の裏の顔からは俺が守ってやる。もう一度だけ言う・・・俺の女になれ!」