Love story of the truth
それから俺達は、別々にシャワーを浴びた後・・・飯を食べに行ってから別れた。
連絡先を交換して、繁華街が休みの日曜にまた逢う約束をして・・・。

部屋に戻って来た俺は、柚希の香りがまだ残るベッドに寝転んだ。
どんどん寂しさが込み上げて来る。
どうしようもなく、寂しい・・・。
こんな事は・・・はじめてだ。一人で居ることが当たり前だったこの部屋で・・・こんなに寂しさを感じるとは・・・。

ジーンズのポケットから、携帯を取り出してセフレの一人マドカに電話をかけた。
風俗嬢をしているマドカとは一番長い付き合いで、ヤルだけじゃなく飯も時々食べに行ったりする。
サバサバした性格で一緒に居て、楽な女だ。

マドカと会う約束をして、待ち合わせ場所に向かった。

待ち合わせ場所に着くと、俺の車に気付いて手を振るマドカに窓越しから合図すると助手席に乗り込んだ。

「ユウからって・・・珍しいね。今日はどうしたの?ご飯のお誘い?」

「いや・・・、ヤラせろっ」

「ユウから・・・誘うなんてやっぱり、珍しい。」
「うるせぇ。黙ってヤラせろっ。」

こうして俺とマドカは、待ち合わせ場所にから車で10分ほど走ったホテル街に向かった。


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