Love story of the truth
その内容に、驚いている私の携帯を実花も覗き込んで、

「・・・柚希・・・よかったね。」

私を抱き締めた。
大きく頷くと、実花は抱き締めたまま、


「今度、会わせてよ。」

そう言って笑ってくれた。


だけど・・・どうして・・・全部消したたんだろ?
実花は、それだけ好きってことだって言ってくれたけれど・・・ユキの本当の気持ちがわからなかった。
だって、ユキにまだ好きって言われてないもん。
ユキの口からちゃんと・・・好きって言って欲しいよ。

そう思ったら、居てもたってもいられなくて・・・

「実花・・・今からユキに逢えるかな?」



「柚希は、彼からちゃんと好きって言われたいんでしょ?だったら、逢えるよ。彼も・・・今、柚希に逢いたいと思ってるよ。」

答えてくれた実花に頷いて、

ユキにメールを送った。

“今から逢いたい。”の一言だけを・・・。

すぐに届いた返事。

“俺も逢いたい。夕方に別れた駐車場で待ってる。”


実花に伝えると、ラブラブしておいで、と言って帰って行った。
実花を見送ってから、部屋着と昨日から、そのままだった下着を着替えてメークを軽く直して・・・部屋を出た。





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