Love story of the truth

『お前さ…明らかに様子がおかしかったら、薬やってるって事くらい気づけよ!それと…後を着けたりすんなよ!』


いたって冷静に、ルナちゃんにそう言って、


私を見ると…動揺しているのを見破ったのか、私の髪を撫でてくれた。



『めんどくせぇけど…お前の尻拭いは俺の仕事みたいだから…とりあえず買い物行って、飯食って、これからの事を考えるか…』




大きく溜息をついて、車に乗って二本目の煙草に火をつけた。






ぶっきらぼうな言い方だけど…
ユキはルナちゃんを心配していて、

これがユキなりの優しさなんだと知った。



それをわかってるから、ルナちゃんもユキに甘えて、ユキに頼ってる。





俺様だけど…優しくて頼れて、甘えさせてくれるユキの彼女になれて本当に幸せ。

そして…ユキが彼氏である事を誇りに思う。







『ゆっきー、ありがと♪』


『礼を言うのは、まだ早い。解決してから言え!』


そう言ってルナちゃんの額を軽く叩いた。



額を摩りながら、頷いたルナちゃんに対して…




『あとさ…ゆっきーっていい加減に呼ぶの止めねぇ?』



そう言って、綺麗に巻かれたルナちゃんの髪に指を通した。



『やだっ!ゆっきー以外に何て呼べばいいの?今更…』



『今更だ?ずっと言ってるよな…止めろって?ゆっきー以外だったら、村瀬さんって呼べよ!』



『確かに…言われてたけど、ゆっきーって呼び慣れちゃって今更…村永さんなんて呼べない…』



と頬を膨らませたルナちゃんが可愛くて、
つい吹き出してしまうとユキに思いっきり睨まれたのを横目で確認したけれど…



『ゆっきーでいいじゃん♪私も、ゆっきーって呼ぼうかな?』



と言うと…



『コロスぞ!』



と…言われ、軽く頭を叩かれた。



『ユズは、ユキって呼ぶんだよな!?返事は?』



そう言われてしまい、




『はい…今まで通りに呼ばせて頂きます…』



と横目でユキを見て答えた。








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