Love story of the truth
連れて来られたのは・・・
やはり、このクラブだった。
ルナちゃんが言っていた通り、爆音が響く中・・・たくさんの人達が、狂ったように踊っている。
店内は薄暗くて、天井か釣り下がったミラーボールの灯りが眩しく感じるほどだ。
踊り狂う人達にぶつかりながら、店内よりも若干明るい小部屋に連れ込まれた。
店内の声が、少しだけ響いている。
小部屋に置かれた大きなソファーの上に乱暴に突き飛ばされると、
「柚希・・・お前、ルナの事も知ってんだろ?」
と聞かれて、小さく頷いた。
「アイツを拉致って薬入れてヤッてしまおうと思ったらさ、毎日のように同じ男が送り迎えしてやがって出来なかった。そんな時だ、俺の連れの女に“この女をいつものようにヤッて”と言われて、渡された写真を観たら・・・お前だった。しかも、隣に映ってた男はルナを送り迎えしてる男でさ。その男の事を連れの女に聞いたら、この街の女の中では有名な男らしいな。連れの女も惚れてたらしくてさ、お前はイイ女になってるし・・・もう一度、俺にとってもお前を手に入れるチャンスだと思った。」
そう語った彰人は、睨みつけたままの私を見下してケタケタ笑った。
「アンタ・・・狂ってる?昔も今も全然、変わってないね!薬にまで手を出すなんて・・・アンタなんかと別れて正解だったわ!私は、二度とアンタのモノになんかならない!」
それだけ言って、立ちあがろうとした私の体を、ソファーに押し付けた彰人の腕から逃れようと必死で・・・抵抗していると、
小部屋の奥から、私達に近づいてくるヒールの音が静かな部屋に響いた。
やはり、このクラブだった。
ルナちゃんが言っていた通り、爆音が響く中・・・たくさんの人達が、狂ったように踊っている。
店内は薄暗くて、天井か釣り下がったミラーボールの灯りが眩しく感じるほどだ。
踊り狂う人達にぶつかりながら、店内よりも若干明るい小部屋に連れ込まれた。
店内の声が、少しだけ響いている。
小部屋に置かれた大きなソファーの上に乱暴に突き飛ばされると、
「柚希・・・お前、ルナの事も知ってんだろ?」
と聞かれて、小さく頷いた。
「アイツを拉致って薬入れてヤッてしまおうと思ったらさ、毎日のように同じ男が送り迎えしてやがって出来なかった。そんな時だ、俺の連れの女に“この女をいつものようにヤッて”と言われて、渡された写真を観たら・・・お前だった。しかも、隣に映ってた男はルナを送り迎えしてる男でさ。その男の事を連れの女に聞いたら、この街の女の中では有名な男らしいな。連れの女も惚れてたらしくてさ、お前はイイ女になってるし・・・もう一度、俺にとってもお前を手に入れるチャンスだと思った。」
そう語った彰人は、睨みつけたままの私を見下してケタケタ笑った。
「アンタ・・・狂ってる?昔も今も全然、変わってないね!薬にまで手を出すなんて・・・アンタなんかと別れて正解だったわ!私は、二度とアンタのモノになんかならない!」
それだけ言って、立ちあがろうとした私の体を、ソファーに押し付けた彰人の腕から逃れようと必死で・・・抵抗していると、
小部屋の奥から、私達に近づいてくるヒールの音が静かな部屋に響いた。