あまいチョコ

次の日の朝――

「あちゃ…目はれてる…」

私の目はお決まりのようにはれていた。

「どうしよ…」

しばらく考え私はあきらめることにした。

いちよう、目は冷やしたけどね…

一階へおりると、キッチンの机の上に朝ごはんと置手紙があった。

「そっか、お姉ちゃん今日バイトか。」

お姉ちゃんは大学に行きながらバイトしているのでたまにこういう日がある。

私は、朝ごはんを食べ始めた。

白ご飯に、焼き鮭、味噌汁など代表的な和食が並んでいる。



「ごちそうさまでしたっと…」

朝ごはんを食べ終え、学校の用意をして家をでようとしたそのとき、ふと置手紙が目に入った。

なにげなく手にとって読む。
だが次の瞬間、私はチョコとかばんをひっつかん家を飛び出していた。



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