あまいチョコ
いつもの通学路を走って走って走っていくと…

「いた!!…祐樹!!」

私の声に祐樹は立ち止まり振り返った。

「あ、おはよう。って、目どうしたんだ?すっげぇ、はれてるけど…」

アンタのせいだって言いたかったけどそんな余裕私には今ない。

「あ、あのさぁ…」

一陣の風が私たちの間に吹き抜けた。


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