ニセ探偵団
バタバタバタ・・・!

誰かが大きな足音を立てて家に
近づいてくる。

「うるっさい!!」
玲奈がキレル。

「ただいまーー!」
乃吉だった。

「おかえりなさい。」
「龍次もう来てたのか。それより
喜べ!!」
「?」
乃吉がニヤニヤして言った。
「実は、さっき村長に呼ばれてたんだ。」
「何かしたの?悪い事。」
「ちげーよ!しばくぞ!」
ゴホンとわざとらしい咳ばらいをした
あと・・。
「じゃーーーん!!」
と紙袋を出した。
「これはこの前泥棒を捕まえたから
警察からこの村にお礼が渡されたんだ!
そしたら村長が『探偵団のおかげ』って
半分くれたんだ!!」
「「おおおおおおお!!」」
「おめェーら今日は好きなもの食って
いいぞ!」
「「やったーー!」」

3人は手をとって大はしゃぎ!

「よーし玲奈、紗江の肉屋行って
肉買ってこーい!」
「ラジャー!」








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