ニセ探偵団
「え・・。」

志織が喋っているのにそれを
遮るように玲奈が言い放った。

「なによっ・・バカって!」

「だってそうじゃない・・!」

『なんか・・マズイ雰囲気』
龍次は心の中で少し焦る。

「期待も教育も全部あなた
のためじゃない!」

「・・・っ!」

「みんながあんたを思ってる
からこそ・・」

「あなたに私の気持ちなんか・・
この村で自由気ままに過ごし
てるあなたに解るはずないわ!!」

「!!」

志織がそう言った瞬間3人が志織
を睨んだ。



しかし、乃吉がハッとなって
手をパンパンと叩いた。





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