ネコ科な先輩【番外編】
美宇の腕の中で気持ちよさそうに目を閉じているぶちのオスネコ。

一度目を軽くあけてこちらを

「…どや?」

とでもいわんばかりに見る。


「浮気だ!浮気!!」


店の中で大声を上げる俺を店の中の客が迷惑そうにこっちを見る。


「ちょっと先輩、声大きいですよ!静かにしてください」

美宇にたしなめられ、ちょっと落ち込んだふりをしていじける。


いや実際ちょっと落ち込んだけど。


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