ネコ科な先輩【番外編】
「俺は美宇が好き。全部。

…ねぇ、言って?」


この時の俺はどうかしてたのかな。


ネコよりすきっていってほしくて


ついついいじわる心が働く。



ちゅ…


と美宇の耳に軽く唇で触れる。


「ん…」

「ほら、いって?」


耳に口をつけたまま喋ると、くすぐったそうに震える。


「耳の近くでっ…しゃべんないでっ……」


「美宇がいうまでやめないよ?


…美宇が行ってくれないと嫌いになっちゃうかも?」



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