ネコ科な先輩【番外編】
不安がぬぐえれば、うれしそうな顔をする。

…かわいすぎる。


ねぇ、知ってるか?

俺も不安なんだよ?

美宇が誰かにとられちゃいそうで。



こないだ、美宇の教室に行ったときに、美宇が隣の席の男子に起こされてた。

授業中に居眠りして、ご丁寧に起こしてくれてるんだろうけど、べたべた触りすぎ。

「んん…」

そんなカワイイカオ、ほかの男に見せんなよ。

教室に入って、美宇の腕を引っ張って屋上へと連れて行く。


「な、何っ?!どうしたの?…っんん?!」

「黙って」

どうしたのじゃねぇよ。

不意打ちで唇を奪うと、唇をこじ開けて舌を絡める。

最初は抵抗してたけど、だんだんと全身の力が抜けてきて、俺に寄りかかってしまう。

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