首斬りジュリエット



西田さんはまだ眠っていた



目を閉じて



何も動かない



「西田さん……もう終わったんです」



西田さんは俺の憧れであったし



親友であった



「コーヒー置いときますね」



そう言って俺は部屋を出ようとした



「!?」



気のせいか?



西田さんが動いた?



「……も…と…」



「西田さん…!」



微かな笑顔から声が聞こえた



「…まつ…も…と…!!」



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