首斬りジュリエット



カンカンカン――



踏切が下りたのを確認して中に入った



「な……なぎさ!?」



真理の顔が青ざめる



「どうしたの?真理?」



「なぎさ!!は……離して!!!!」



「やだ」



楽にしてあげる――



「なぎさ!!私が……私が悪かったから!!ごめんね!!ごめんね!!」



私は優しく笑ったまま真理の手を握っていた



「い……いやぁぁあぁぁぁあああ!!」



電車の光が私達を包んだ



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