とある男子校のバカ過ぎる日常

「い、いや…うん。だ、大丈夫だけど…」

本当もう近いんだけど!?
心配はありがたいけどさ、この距離の詰め方はやめてほしい。

…切実に。

正直、竜馬の顔が近過ぎて、竜馬の顔が見えないから。
何か寄り目になっちゃうから。

「良かったわ〜ほんま。あ、作業は進んだで〜」

俺のその言葉を聞いて安心したのか、竜馬はバッと離れて教室全体を指差していった。

あ。本当だ。
飾り付けも綺麗だし…何より小洒落たお店っぽくなってる。
あれ…これ、どういうやつだったっけ。
俺、もう趣旨とか忘れちゃいそうなんだけど。
普通に文化祭じゃね!?

机やイスは何処かに運び出されたのか、無く、替わりに見た目からふかふかのソファやガラステーブルが置いてある。

ほ、本格的だ…(汗)

さっきの叫び?も…気合い入ってたしな…皆…(汗)



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