とある男子校のバカ過ぎる日常

「まーあ?君がそこまでぼくと慣れ親しみたいのなら?キバヲと呼ぶことを許してあげなくもないけど?」

横目でチラリとこちらを見ながら、声だけを張るキバヲ。
上から目線、超うぜぇ…(怒)

「…………チッ…おいデブツメ、うるせぇーよ、黙れカス。人が寝てんの邪魔すんじゃねぇ」

…学が…起きた…(笑)
だけど、すげぇ苛立ってる…!!!

デブツメって何だ?

「赤碕が言うデブツメは、デブブツブツメガネの略やな(笑)」

疑問を察知してくれたようだ。
やっぱり克はカンが良い。
いやでも、タラコ唇が入ってねぇよ?(笑)

「…………(赤碕くんには、逆らえない…!!くそぅっ…リアルは時に残酷だ…!ぼくの才能が開花するのは…バーチャルの世界だけだ…!!)」

キバヲは悔しそうに唇を噛んでいる。
いや、唇がタラコ過ぎて、あまり噛めてないというのが実状だが(笑)



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