とある男子校のバカ過ぎる日常

暫く2人で歩き、学校の門の前で俺は止まった。

「ここでいーし。てめぇは帰れ。仕事あんだろ?」

そう言いながら俺が振り返ると、

「……そう。……分かった。じゃあね、湊爽緒。友達作れよ?そして真面目に授業受けろよ」

芽衣は少し名残惜しそうにそう言葉を残し、去った。

「くあー!!」

大きく伸びをして、

「さてと……芽衣には悪いが、サボるか」

俺はクルッと向きを変え、学校の門の前から立ち去ろうした。

その時。

「んー…ね、君。見ない顔だけど…転校生?」

目の前に、金髪ロン毛のクルクル頭イケメンが居た。

は?
なんだこの…キラキラ野郎は(汗)

「あー…まぁ一応、転校生?」

でも聞かれたから、面倒だったが、返事はしといた。

「ふぅん。そっか。んー…じゃあボクが連れてってあげるよ。職員室まで」

…はい?
いや俺、今サボる気満々だったんだけど!!



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