とある男子校のバカ過ぎる日常
「ぷっ…」
「あ?」
何笑ってんだよ。
「湊爽緒、くさいよ、そのセリフ」
「はぁ?」
「しかも、結婚しろとかセクハラ」
「はぁ?」
子供にセクハラもねぇよ。
「そっか…そうだね…」
「あ?」
何。
何なの。
「ありがとう、湊爽緒」
「…………。あぁ」
まぁいい。こんなに晴れやかに笑えんなら、俺は別にいい。
「湊爽緒も、頑張ってね」
「…さぁな」
「頑張るよ、でしょ?」
「俺は口に出すのが嫌いなんだよ。あ、でも芽衣、お前は話せよ。色々」
妹なんだし。
「それもセクハラ」
「はぁ?」
芽衣と小さな言い合いをしつつ、俺達はネオンの光輝く場所を背にし、慣れた場所へ戻っていった。