とある男子校のバカ過ぎる日常

「てめぇら何こそこそしてんだ、きしょく悪ぃ」

「学っ!!」

恐いよやっぱ!(泣)

「だって何かおっきい声で喋ったらダメな空気じゃなかったか?」

「はぁ?何だそれ。湊爽緒のくせにいっちょ前に空気とか読んでんじゃねーよ」

「何でお前はそう手厳しいんだ…(泣)」

はぁ、とうなだれると、

「ぷっ…」

抑えた笑い声を耳にし、前を見る。

「ぷっ…!あはは!!何かお前ら面白いな!」

童顔が可愛い顔で笑っていた。

「え……そう?」

「ぶくくっ!!マジウケる!なぁ、咲夜!」

「皐月ってば、うるさいよ」

サクヤと呼ばれた人形顔は、サツキと呼んだ奴のことを軽く叱る。



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