とある男子校のバカ過ぎる日常

「オレ、ハナちゃんとこ戻るわ…」

ハナちゃん?

「ん。そうか。今度は授業にでぇよ?」

「あー…考えちょく…」

そして風児は、トボトボと帰って行った。

風児を見送った後、

「なぁ、ハナちゃんって誰?」

気になったことを聞いてみた。
彼女かなんか?…あ?でもここ、男子校じゃん。

「養護教諭の、三浦 花子(ミウラ ハナコ)先生や。あいつ、保健室にばっかおるって言うたやろ?」

「あぁ!!なるほど…」

保健室の先生の名前だったのか。

「「三浦 花子先生は、美人で有名ですが、花子と呼ばれることを強く嫌っています。だからハナちゃんと呼んだほうが、身の為です!!それと、今特定の彼氏はおらず、メンズと呼ばれる輩と毎日遊びほうけ…―」」

「あ、ありがとう。もういいぞ…うん」

いきなり現れ、またいつものように個人情報を晒した滝沢兄弟。



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