とある男子校のバカ過ぎる日常
バカとの昼休みは休みではない…(むしろ戦場)
ガヤガヤ
ザワザワ…
「着いたでー。あ、えーだーもーとー!!」
隣で竜馬が、既に座っていた舜を見つけ、手をぶんぶん振っている。
「ぶふっ…江川、マヌケみたい…ぶくくっ…」
舜は席で爆笑。
てか…
「?着いたって……」
な、なんか…
「だよねー♪」
「マジあれさー…」
「「「わーかーるーっ!!」」」
男子校ではありえない程の高い声。
あ、アレだ…
「じょ、女子がいんじゃねーか…」
まさかの、女子。
てかマジ…え?
ここ、男子校だよね?
「ここの食堂はな?隣の女子校と共同になってて、向こうにも行けるし、こっちにも来れる。いわゆる…高校の食堂を共有してるわけや」
「意味あんのか!?男子校である意味!!」
「あー…時定が決めたことやからな。まぁ…別に、不便とかないで?むしろ江川なんて、男子校でも出会いがあるー言うて有頂天やからな(笑)」