イジワルな君と、おバカな私?! (完)
ー学校。-
みんな、教室で楽しそうに話している。
その楽しそうな話し声を。
楽しそうな笑い声を。
少しでも聞こえにくくしようとわざと大きな音をたてて席に着いた。
「、、、、、。」
静まりかえる教室。
「、、、、、?」
俺には何が起こっているのか分からなかった。
「あのさ、、、、、轟君。前々から思ってたんだけど、、、。」
「うるさいのよっ!」
無視して机の中に教科書を入れようとすると、
「、、、、、、、。」
バサバサッと大量の紙が落ちてきた。
紙にはまぁ、、、ひどい悪口が書かれてあった。
今思うと、小学生低学年にしてすごいことするな。と思った。
「ねぇ、、、アンタ、分かんない?」
「みんなから嫌われてんだよっ!」
たくさんのゴミが俺に投げつけられる。
俺は、何もかも無視して真剣に授業を受けることだけを考えた。