イジワルな君と、おバカな私?! (完)
学校が終わり、家に帰ってきた。
「、、、?」
玄関の前に、小さい少年が座っていた。
「おにーちゃん?」
「誰だ、、、?」
知らない、泥だらけの少年が俺の目の前に居た。
「、、、入ったら?」
とりあえず、その見ず知らずの少年を家に入れることにした。
「名前は?」
「分かんないっ!」
「家は?」
「分かんないっ!」
「どこから来た?」
「分かんないっ!」
何を聞いても分かんないという少年。
その少年はずっと笑顔だった。
「事情あり、、、か。」
「お兄ちゃんが僕の名前決めて?」
正直とまどった。でも、、、、、
「おう。」
「ありがとっ!」
「、、、章紀。な?」
「しょうき、、、?」
「そうだ、章紀。」
「ありがとっ!へへっ、、、章紀かー、、、。」
何て、嬉しそうに章紀は笑った。