イジワルな君と、おバカな私?! (完)

-翌日。-

目を覚ますと、隣ですやすやと章紀は眠っていた。

「、、、章紀?」

「んぅ、、、?お兄ちゃん、、、おはよ。」

「おはよう。」

夢じゃなかった。そう思うと嬉しかった。

「俺、小学校行かないといけないから章紀、、、留守番できるか?」

「うん。僕、ちゃんとお留守番できるから心配しないで?」

本当は章紀がすごく心配だった。

小学校なんて休んでやろうか、、、そう思った。

「お兄ちゃん、、、何があっても学校は行かなくちゃダメだよ?」

「、、、おぅ。」

弟にそんな事を言われて少し恥ずかしかった。

「じゃあ、飯食うかっ!」

「うん。」

「いただきます。」

「いただきまーすっ!」

食べ終わって、俺は急いで学校へ行く準備をした。

「絶対、外には出んなよ?喉渇いたら冷蔵庫にお茶入ってるから。ちゃんと飲めよ?」

「はーいっ!いってらっしゃーい。」

「いってきます。」

そうして、俺は学校へ向かった。
< 14 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop