イジワルな君と、おバカな私?! (完)
-翌日。-
目を覚ますと、隣ですやすやと章紀は眠っていた。
「、、、章紀?」
「んぅ、、、?お兄ちゃん、、、おはよ。」
「おはよう。」
夢じゃなかった。そう思うと嬉しかった。
「俺、小学校行かないといけないから章紀、、、留守番できるか?」
「うん。僕、ちゃんとお留守番できるから心配しないで?」
本当は章紀がすごく心配だった。
小学校なんて休んでやろうか、、、そう思った。
「お兄ちゃん、、、何があっても学校は行かなくちゃダメだよ?」
「、、、おぅ。」
弟にそんな事を言われて少し恥ずかしかった。
「じゃあ、飯食うかっ!」
「うん。」
「いただきます。」
「いただきまーすっ!」
食べ終わって、俺は急いで学校へ行く準備をした。
「絶対、外には出んなよ?喉渇いたら冷蔵庫にお茶入ってるから。ちゃんと飲めよ?」
「はーいっ!いってらっしゃーい。」
「いってきます。」
そうして、俺は学校へ向かった。