イジワルな君と、おバカな私?! (完)
過去。そして今。
俺は、章紀が居なくなってから学校に行かなくなった。
誰とも喋りたくなかった。関わりたくなかった。
でも、ある日無理矢理親に学校に連れて行かれた。
「、、、、、。」
いつの間にか、クラスも変わっていた。
とりあえず嫌な奴はクラスに居なかった。
俺は誰とも喋りたくなかったから、机に伏せていた。
「ねぇねぇっ!」
誰かが俺の肩を叩いてくる。
ウゼェな、、、。
しかも女かよ。
「ねーねー?」
「んだよ、、、ウゼェな、、、。今は誰とも喋りたくねぇんだよ、、、。」
そう言ってもう一度机に伏せようと思った時、、、
「ねぇ、、、この頃学校来なかったって噂されてるよ?何かあったの?」
なぁ、、、章紀。俺はコイツに話してもいいのか?
俺は、しつこい女に話す事にした。
でも、やっぱり章紀の事は話せねぇ、、、。