イジワルな君と、おバカな私?! (完)

「劉矢、、、そういう事があったんだ、、、。」

私は、劉矢と一緒に過ごした章紀君の写真を見た。

「可愛い子だったんだね、、、。」

「そうだろ?章紀は本当に優しくてな、、、。」

劉矢は章紀君の事を誇らしそうに話していた。

「劉矢って、章紀君の話になると目の色が変わるね。」

「そうか?」

「本当に章紀君の事が大切だったんだね?」

「そりゃな?俺のたった一人の家族だ。」

親の事を家族だと思ってないんだ、、、。

「そっか、、、。」

誰もが、当たり前に家族と幸せに過ごせてる訳じゃないんだって、、、、。

改めて思い知らされた。
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