イジワルな君と、おバカな私?! (完)
文化祭の準備。
文化祭一週間前だけあって、学校は文化祭ムードで一色になっていてた。
ちなみに私は衣装を作る係になった。
「新月さん、上手いね。」
私は昔から、裁縫だけは得意だった。
「そう?」
「うんっ!」
そういや、私あんまり女子から喋りかけられた事ないな、、、
ずっと劉矢と一緒だったからな、、、
「あっ、私夢咲奏(ゆめさきかなで)っ!よろしくね。」
「うんっ!」
ミルクティー色のロングの髪の毛に、大きな目。
可愛い。そんな女の子だった。
こんな可愛い子もクラスに居たんだ、、、
いつも寝てばかりだったからクラスメイトも覚えていない。
「夢咲さんも裁縫得意なの?」
「奏でいいよっ!私、裁縫好きなんだっ!」
「じゃあ、私は亜紀でっ!」
そう言って微笑む奏はやっぱり可愛いと思った。
それと、初めての友達ができました。