イジワルな君と、おバカな私?! (完)
その言葉を聞いた瞬間、しばらく放心状態になった。
「邪魔したらブッ潰してやるんだからぁ。」
さっきの言葉が何度も頭の中をリピートする。
「あ、新月さぁん。友達になってもらえません?」
ここは、、、断っておいた方がいいよね、、、?
友達になってなんかされたら怖いし。
「ごめん、、、なさい。」
その瞬間、琉美香さんが泣きだした。
「友達に、、、なってくれないんですかぁ、、、?」
「琉美香。お前いい加減にしろよ。」
劉矢が少し怒った口調で言った。
「誠は悪くないもんっ!」
そう言って自分の座っていた机をひっくり返した。
「全部、、、全部新月さんのせいなんだからぁっ!」
そう言って琉美香さんは教室を出て行った。
それからどうなったかは覚えていない。
ただ、、、奏がうずくまって小さく震えていた。