イジワルな君と、おバカな私?! (完)
文化祭。-劉矢sideー
「りゅー、そーいや、もう少しで文化祭だけど、どーするの?」
机に突っ伏していると、拓にそんな事を言われた。
「どーするってなんだよ。」
どういう意味か分かってたけど、ワザととぼけてみせた。
「亜紀ちゃんだよっ!」
そんなの俺だって分からない。ただ、俺は亜紀の事が好きだ。
ずっと前から。
「この際、告っちゃえば?」
なんて、拓は簡単に言うけど、、、、
「言える訳ねーだろ。」
俺にはそんな勇気ねーよ。
でも、、、、、
「まぁ、タイミング次第だな。」
まぁもし、万が一亜紀が誰かに取られたりしても困るしな。
そうして、俺らは文化際準備に取り掛かった。