イジワルな君と、おバカな私?! (完)
琉美香誠。
文化祭の準備も終わり、とうとう明日が文化際だという時に、ある人からメールが来た。
「、、、琉美香。」
俺の昔からの友達、琉美香誠。
琉美香とは亜紀と知り合う前の学校で出会い、今でも続いている、、、というか、相手が何度もメールしてくる。
メールの文面は、文化祭に遊びに行くという内容だった。
ノリ気ではなかったが、琉美香は昔から自分の思い通りにならなかったら、なにをするか分からないような奴だ。
俗に言う、ワガママで自己中心的で、ぶりっ子ってやつ。
「亜紀と回れねーじゃん。」
当日、亜紀を誘う予定だった俺は琉美香からのメールに渋々了解の返信をして眠りについた。