イジワルな君と、おバカな私?! (完)
ー文化際当日。ー
俺は、朝から亜紀の姿を探していた。
今日、せめて体育館で俺らのバンドの演奏だけでも聴いてほしい。
そして、亜紀が来てなんとかバンドを見に来てもらえるようになった。
「りゅー、体育館行くよ?」
俺は、演奏の準備をするために拓と体育館へ向かった。
ー体育館。-
最終チェックをするため軽くギターを弾いてみた。
拓や、他のメンバーも最終チェックをしていた。
「りゅー、亜紀ちゃん来てくれるみたいでよかったね☆」
拓は、笑顔で言うけど、、、、、
「でも、、、俺が店番する時、琉美香が来るんだ。」
亜紀とは一緒に回れない。
「俺、、、あの人嫌い、、、。」
「そうか。」
何て会話を交わしながら、俺達の出番が来るのを待った。