イジワルな君と、おバカな私?! (完)

無事に演奏も終わり、店番の時間になるまで琉美香を待ちながら拓と他の店を回っていた。

だけど、店番の時間になるまで琉美香は来なかった。

「いらっしゃいませー。」

こうなるなら亜紀と、回っておけば良かったと後悔していた時、、、

「劉矢っ!」

「うわっ!」

来た途端、琉美香は俺に抱きついてきた。

一気にクラスの人や、来ていた客に俺らへの視線が集中する。

「やめろよっ!」

亜紀に見られてんだろ、、、。

すると、琉美香は俺達に聞こえないように亜紀に何かを言っていた。

何を言ったんだ、、、?琉美香。

聞きたいけど聞けねぇよ、、、。

まさか、亜紀に変な事言ったんじゃねーだろうな、、、。

その時は、大して重く考えずに適当に琉美香をあしらいながら、順調に客をさばいていた。
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