イジワルな君と、おバカな私?! (完)
いつも通りの日常、、、?
そして、文化際も終わり私達は全く変わらないいつもの日常に戻った。
、、、ように見えた。
「、、、っ!」
私の下駄箱の中には、丸めた紙くずがたくさん入っていた。
「そんな、、、。」
上靴は水浸しになっていた。
これって、、、イジメ?
とりあえず、誰にも見られないようにすばやく紙くずをカバンの中に入れた。
上靴は、、。
「~~~っ!」
靴下が濡れたけれど気にせず、、、濡れてるなんて素振りを見せずに教室まで歩きかけた。
「亜紀、おはよ。」
そこに、奏が上靴に履き替えながら話しかけてきた。
「おはよっ!」
なるべく、奏にバレないようにいつも通りに挨拶をした。
「、、、亜紀?」
「何?」
「何かあった、、、?」
奏には分かっちゃうんだね。
でも、、、
「ううん?何もなかったよ?」
私は笑顔で答える。
だって、、、みんなに、奏に迷惑かけたくない。
心配させたくない、、、。
「そう?何かあったら絶対に言ってね?」
「うんっ!じゃあ、教室行こ?」
「うん。」
だから、私はいつもと変わらず、笑顔で少しバカな私で居るんだ。