イジワルな君と、おバカな私?! (完)

ー昼休み。ー

昼休みは、毎日奏と二人で食べていた。でも今日は違う。

「なー、新月さん一緒に食べよーや?」

「いいよっ!奏も居るけどいい?」

「奏?誰やそれ。」

鏡さんでも、クラスの人分からなかったりするんだ。

私と同じとか思っちゃったり、、、www。

「夢咲奏。だよ?」

「あ、、、ええよ?」

そこに、奏が来た。

「亜紀、鏡さんと友達になったの?」

「うん。」

「ごめんな?今日から私も入らしてもらうわ。」

「分かった。よろしくね?」

奏が、少し悲しそうな顔をした後頷いた。

「じゃあ、食べよ?」

「おんっ!」

そうして、二人は弁当を広げ食べ始めた。

「、、、あれ?」

弁当が、、、ない。

確かに持ってきたハズなのに、、、。

今日、体育あったからもしかしたら、、、その時に取られた?

「どーしたん?大丈夫か?」

「ははは、、、。えと、、、、。弁当忘れて来ちゃったみたい。」

私は笑ってごまかした。

「ホンマ?私のおかずあげるわ。好きなん食べ?」

「私のもどうぞ?」

そう言って弁当を差し出してくれる二人。

「ごめん、、、ありがとう。」

私は、本当にいい友達を持ってると思った。

早く、、、犯人見つけないと。

これ以上、二人に迷惑かけられないから。

絶対に、、、見つけてみせる。





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