イジワルな君と、おバカな私?! (完)

ー放課後。-

私は、帰る準備をしていた。

奏は部活に入っているから、放課後練習もあり帰宅部の私とは帰れなかった。

「なぁ、新月さん部活入ってる?」

「入ってないよ?」

「私も入ってないねん。一緒に帰ろ?」

「うんっ!」

帰ろうとした瞬間、

「亜紀。ちょっとこっち来い。」

劉矢に呼ばれた。

「ん?何?」

「いいから。」

「分かった。鏡さん、ちょっと待ってて?」

「了解っ!」

そうして劉矢と二人、廊下に出た。
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