イジワルな君と、おバカな私?! (完)
「新月さん、、、いつからなん?」
私の弁当箱についた埃を掃いながら聞いてきた。
「今日、、、からかな。」
「そーなんや、、、。はい。弁当箱。」
「ありがとう。」
「犯人、、、絶対に見つけたるからな。」
そう言って真剣な表情になる鏡さん。
「ありがと、鏡さん。私も犯人探そうとしてた所なんだ!」
「あ、、、鏡さんやなくて妃って呼んでくれん?嫌やったらええけど。」
そう言って照れたようにはにかむ鏡さん。
「いいの?じゃあ、そう呼ぶっ☆えっと、、、亜紀って呼んで?」
「おんっ!あ、私な?こう見えても情報網すごいねんで?だから、犯人なんか一発で分かるわ。」
「そうなの?」
たしかに。妃だったら友達は作りたがらないけど、、、人気者だから情報網が広そうな気がする。
「そーやで?まぁ、、、多少は時間かかるけど、、、一日もあったら分かる。」
「早いねっ!」
「そうか?せやから、一日待っててくれん?」
「でも、、、いいの?頼りっきりで。」
「ええねんっ!それくらいさして?友達やろ?」
そう言って妃は飛びっきりの笑顔を見せた。
「ありがとっ!」
「いいえっ!」
やっぱり、、、頼りになるな。妃。
でも、頼ってばかりじゃ居られない。
探さなきゃ、、、私にも出来ること。