イジワルな君と、おバカな私?! (完)
決意。ー劉矢sideー
ー劉矢sideー
俺は、亜紀を守ると言っておきながら、結局守ってやれなかった。
口先だけで、行動を起こせなかった。
「何が守ってやる。、、、だよ。」
亜紀を守ってやれなかった悔しさはとても大きかった。
やっぱり、、、。亜紀を守るためには。
琉美香と付き合う、、、か。
琉美香にバレなければ亜紀に気持ち伝えられてたのかもしれない。
自意識過剰で、自惚れてるかもしれねぇ。でも、付き合えてたかも、、、。何て考えてしまう。
俺は、琉美香に電話した。
「もしもしぃ?」
「琉美香。」
「何?もしかして、、、。付き合ってくれるとか?w」
冗談っぽく聞いてくる。
「おぅ。」
「え?本当?付き合ってくれるのぉ?」
「あぁ。」
仕方ねぇだろ。亜紀を守るために。
利用してごめんな、、、。琉美香。
「じゃあ、今日劉矢の家に遊びに行っていい?」
そういえば、明日休みだな。
「駅まで迎えに行ってやる。家出るときメールしろ。」
琉美香の家から、俺の家までは2時間くらいかかる。
「はぁいっ♪」
そう言って俺は、学校をサボり家に向かった。
琉美香と付き合う。
俺は、そう決意した。