イジワルな君と、おバカな私?! (完)


「劉矢の家に遊びに来たの久しぶりぃー。」

そう言って嬉しそうに琉美香は話す。

「そうだな。琉美香と前に会ったのは、、、五年前か。」

メールこそはしていたが、会うことはなかった。

小さかった頃の事を少し思い出す。

「琉美香。じゃなくて誠って呼んでぇ?」

今まで、ずっと琉美香だったのに、、、、。

まぁ、当たり前、、、か。

「誠なんか、ずっと劉矢って呼んでるんだからぁ。」

拗ねたように頬を膨らませる琉美香、、、じゃなくて誠。

「、、、分かった。」

下の名前で呼ぶのにあまり抵抗はなかった。

亜紀を下の名前で呼んでたように、、、。

「誠。」

「はぁいっ!」

すると、今までにないくらいとびきりの笑顔で誠は笑って返事した。



< 66 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop