イジワルな君と、おバカな私?! (完)
「劉矢の家に遊びに来たの久しぶりぃー。」
そう言って嬉しそうに琉美香は話す。
「そうだな。琉美香と前に会ったのは、、、五年前か。」
メールこそはしていたが、会うことはなかった。
小さかった頃の事を少し思い出す。
「琉美香。じゃなくて誠って呼んでぇ?」
今まで、ずっと琉美香だったのに、、、、。
まぁ、当たり前、、、か。
「誠なんか、ずっと劉矢って呼んでるんだからぁ。」
拗ねたように頬を膨らませる琉美香、、、じゃなくて誠。
「、、、分かった。」
下の名前で呼ぶのにあまり抵抗はなかった。
亜紀を下の名前で呼んでたように、、、。
「誠。」
「はぁいっ!」
すると、今までにないくらいとびきりの笑顔で誠は笑って返事した。